國學院大學の平林清澄(ひらばやし・きよと)選手。
2024年10月、優勝を決めた出雲駅伝でアンカーと主将を務めました。
そんな平林清澄選手は周りの選手が厚底シューズを履く中、普通のシューズを履いて走っていることでも話題になりました。
今回の記事では、平林清澄選手が履いているシューズについて、平林清澄選手が厚底シューズを履かない理由について紹介していきます。
最後までお付き合いくださいね。
平林清澄が厚底シューズを履かない理由は?
平林清澄選手が厚底シューズを履かない一番の理由は、
地面に着地してから跳ね返るまでの時間差が嫌
このタイムラグが気になる。
どうしても地面と足の距離が長くなってしまうので、足の感覚を感じにくいです。
また、平林清澄選手の走りの強みは『軽さ』と『足の回り』です。
厚底シューズではその強みが生かされないとも話していました。
そもそも陸上の厚底シューズとは?
2017年7月に発売された『NIKEのヴェイパーフライ』が厚底シューズの発端。
そのヴェイパーフライを着用した選手が数々の記録を生み出したことで、厚底ブームが到来しました。
駅伝をみていると、みんなピンクのシューズを履いていたのが印象的でしたね。
その後もNIKEだけでなく、アディダスやアシックスなどからも厚底シューズが販売されました。
厚底シューズのメリット
厚底シューズの特徴は、ソールに「カーボンプレート」を内蔵しています。
厚底シューズのメリットとしては以下のことが挙げられます。
- カーボンプレートのによる反発性のおかげで飛び跳ねるような感覚で走ることができる
- 自然と綺麗なフォームで走れる
- スライドが大きくなりスピードアップする
- アフリカ人に近い走り方ができ、スピードがアップする
- クッション性のおかげで衝撃から足を守れ、疲労感が軽減する
厚底シューズのデメリット
厚底シューズのデメリットとしては以下のことが挙げられます。
- 走り方が変わるので、厚底シューズ用の走り方を習得しなければならない
- 筋力が足りないと足を痛めてしまう可能性がある
- バランス感覚や柔軟性がないとぶれやすく、捻挫などの怪我に繋がる危険性がある
厚底シューズ用の走り方を習得するには、厚底シューズを履いて練習し、慣れることが必要ですが、厚底シューズは値段が高く何度も書い直しをすることがなかなか難しいのもデメリットです。
せっかくの厚底シューズですが、それを履きこなすための筋力や柔軟性が必要ということですね。
平林清澄が履いているシューズは?
アディダス社の「アディゼロタクミセン9(Adizero Takumi Sen 9)」です。
これは薄底のシューズで、國學院大學はアディダス社とパートナーシップ契約を結んでいることもありますが、アディダス社でも厚底はありますがあえて薄底を選んでいます。
この「アディゼロタクミセン9(Adizero Takumi Sen 9)」を選んだ理由として以下のことをお話されていました。
「タクミセン9は自分が求めているちょうど良い厚さ。僕は足の感覚を大事にしているので、接地する時の地面をつかむ感覚や走る時に反発に頼りすぎずに使っているところが気に入っています。足首も柔らかいので、安定性を意識して選んでいます」
参考:日経スポーツ
薄底シューズのメリット
- 軽量
- 地面への着地感覚が直接足に伝わり、タイムラグがない
- しっかりと地面に着地し、蹴ることができるのでブレが少ない
- 厚底シューズに比べ安定するので怪我しにくい
薄底シューズのデメリット
- 衝撃を吸収しにくいので、足首、膝、腰などに負担が掛かる
- 厚底シューズと比べ疲労感を感じやすい
これらのメリットデメリットを比較した上でも平林清澄選手は薄底シューズを選ばれているのでしょうね!
平林清澄のシューズまとめ
今回の記事では國學院大學陸上部の平林清澄選手のシューズについてまとめてみました。
ほとんどの選手が厚底シューズを履く中、タイムラグが苦手、自身の強みを活かしたいという理由から薄底シューズを選んで履いています。
厚底シューズの方が記録が伸びるということを打ち砕いている選手でもありますよね!
今後の活躍も楽しみですね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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